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スミカちゃんとボク

第2回:はみだせ青春!! 「ヒトリグラセ!!」


 さて、何はともあれ第2回だ。前回は「ヒトリグラシをやってみる」ってだけのゴミみたいな文章だった。で、今回は、プロジェクト ヒトリグラシを遂行するにあたって大切なスローガンを決めていきたいと思う。いきなりスローガンなんてくだりから入るあたり、今回もゴミみたいな文章のヨ・カ・ン。それでこそ俺だ。

 子どもの頃って、なにかにつけてスローガンを考えていた。運動会、遠足、文化祭等々、掃除やクラスのスローガンってのもあった。しかし、決めるといっても自発的に「ウチ、スローガン考えるだっちゃ(ラム)」なんて言い出すことなんてなくて、先生が強制的にそういう風にしむけるのが通例。だぁが、しかし!! そういやその「スローガン」って何さ? そういうことを考えたことがなかったので、とりあえずそこから始まりだ。

 というわけで、NTT-Xが運営するポータルサイト「goo」の辞書検索を利用して調べてみた。ローマ字入力して検索ボタンをポチッと押す、オスの俺が押す。「団体や運動の主張や目標を強く印象づけるために、効果的に要約した文章。標語」だってさ。ナルホドナルホド、スローガンってのはそんな感じがする。そんな感じがするからきっと間違ってないだろう。でもさ、ひねた元クソガキ・現クソオッサンとしては、この言葉の意味するところにちょっとだけしたり顔をしたいのさ。

 先生ってのは、いつも“先生”って呼んでいるけど、要はサラリーマンだ。公立の先生は公務員って肩書きもあるけど、それだってやっぱりサラリーマンだしね。だから、他のサラリーマンがそうであるように、サラリーマンこと労働者には労働組合ってのがある。

 労働組合ってのは、自分の会社の偉い奴に「給料上げろ!! コノヤロー」とか「休日増やせ!! テメェ」とか、一人じゃ弱い立場の奴らが集まって物申すための集団。報酬を与えている雇い主は、「死ぬ気で働かねぇと、金やらねぇぞ、ブヒー!!」と言えるわけで、それが超無理難題だったとしてもそういう集団がなかった頃は、雇い主の言うことが絶対だった。でも、産業革命以降大量生産が可能になったので、これまで身分が上のものしか手に入らなかったものが、大衆さんのマーケットにも下りてくるし、身分が上の者が持っていた教養をサラッと勉強した程度の工場の経営者ふぜいが、大金を手にするようになっていく。「人権宣言」なんて言葉もボンジュールの国の偉い人たちが言い出したのもこの頃だろう。で、それまで雇い主にこき使われていた労働者たちから「俺とアイツ(雇い主)は同じ人間なのに、アイツは俺を人間扱いしてねぇブヒー!」との声が挙がるわけだ。

 労働組合の発祥は、イギリスの職人たちのグループ「ギルド」にあるらしい。このギルドってヤツは、手に職のあるやつら同士でまとまって、新参者から自分達の生活を守るためのグループのことで、現在言われている労働組合は、産業革命の大量生産工場で働く単純労働者から起こった運動の意味合いが強いだろう。じゃ、何で単純労働者からそういう運動が起こったかというと、産業革命で大量生産が可能になるってことは、市場に物が増える。物が増えれば、これは現代と同じで物の値段は安くなる。で、市場により安いものを提供するためには、当然そこで働く人たちの人件費は安い方がいいわけだ。つまり、低賃金でたくさん働かせれば雇い主は“オイシイ”ってことだ。というわけで、労働組合が誕生しちゃう。

 ちなみに、日本みたいに会社単位に労働組合がある場合と、産業や職業や別に組合がある国がある。まぁそれで、世界中にいろいろとある労働組合の中で、日本の先生たちの間で「v日本教職員組合
」ってのも生まれる。略すと「日教組」だってさ。

 日教組の設立は1947年。戦後日本が復興する前から活動している、ある意味由緒正しき組織だ。組合員数は、戦後日本の先生を支えた最大の教職員組合ってんだから、当然相当な数にのぼるはず。設立時期や労働組合ってものの性格上、社会主義的ないわゆる“左より”な嗜好がある。もっとも日教組側は「俺らは左翼じゃねぇ!!」って言い張ってるらしい。決めつけられるのを嫌がる反抗期か? ムッチムチで無知な25歳は「右でも左でもどっちだっていいや、よくわかんねぇし」とか思ってしまうよ。

 でも、いくら最大組織といったって最近の若者、つまり若い先生は“往年の”団結心が薄まってきているから組織に入りたがらないようだ。遊びたいだろうし、なによりそういうのって流行らない。めんどくさい上にカッコよくないなら、組合なんか入りたがらないのはしょうがない。それに、労働者の権利を獲得することも、日米安保に反対することも、東大安田講堂に立てこもることも、いちご白書ももう終わっちまった。運動は終わるんだ。同じ運動を永久に繰り返すことなんてできるのか? よくわかんないけど、「終わってねぇ!!」ってしがみついていても、なかなか次の新しい形は出てこない気がしないでもない。

 俺さ、右も左もよく知らないけど、そういう団体って嫌いなんだ。宗教はそうでもないけど、思想っぽいものを持ち出してくる人たちのグループって大嫌い。それに思想っぽいものはちょっと位の高いもので、宗教は程度の低いバカがやるものだと思っているオッサンなんかもっと嫌い。オッサンは押しなべて皆バカだけど、一方で家族を養ってみたり、その年齢まで生きてきた経験値を持っていたりと、そういうのはちょっと偉い。偉いのにバカってのは、ある意味バランスがとれていると言えなくもないけども。

 それに、ずーっと昔からそうだったのか、それとも俺が生きてきた20数年間だけそうだったのかは知らないけど、思想ってダサいね。元々の世界は素晴らしいものかもしれないけど、その実現を目指している人たちがダサいね。なんか自分の手元にあることばかりに一生懸命になっていて、元々のステキな理想が見えてこない。ステキな世界が見えなきゃ、元気が出ないし楽しくないじゃん。

 やっぱさ、日教組は権力なわけさ。個々人じゃ考えも足りないし、力も弱いから団結して権力になろうってのが労働組合でしょ。設立された当時は、きっとそういうのが必要な時代だったんだ。でも今じゃ権力って何さ? って感じじゃない?

 その当時みたいにはっきりした対象がいるならまだしも、今はもっとフワフワした権力しか目に見える形でないから、若者のエネルギーはそういう方向に向かっていかないし、向かいようがない。オッサンやオバサンたちがエネルギーをぶつけてきた労働組合の運動も、当初の目的がある程度達成してしまったら、エネルギーの有り余ってる若者は惹かれないし。

 でも、そんな中でもやっぱり若者は内燃し続けているエンジンを抱えているから、どこかにそのエネルギーをぶつけずにはいられない。対象がないから、自分で対象を作ってオタクになったり、「今っぽいモノ」に狂乱してみたり、オウムみたいに仮想の敵を作って新興宗教を盛り立てていくんだ。だけど、バブルも終わっちゃったし、そういうことにもエネルギーが使えない若者もたくさんいる。いつまでたってもモラトリアム中の30代後半の若者がいるんだ。眠そうな目をしたオッサンが言う「終わりなき日常」ってヤツはこれか? 読んでないから知らないけど。

 で、話を強引にスローガンに引き寄せるけどさ、俺もまだまだ多少は内燃し続けているわけさ。「多少」とかって謙遜してみせたけど、実はぐっちゃぐちゃにまだまだ燃えたぎってしまっているんだ。そのエネルギーは、エネルギーの使いどころを自分でセーブするほど弱ってきてもないし、どこかにぶつけていないと、「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっーーーーー!!」って声を張り上げながら地球を4周半するか、皇居の堀で松方弘樹と船に乗って、天皇一家の一本釣りにトライしてみたくなっちゃうんだ。

 それどころか、グルグルとその場で回転しながら「人間ドリルーッ!!」とか叫びながら地球に穴をあけて、地球の裏側に飛び出して「およびでない? こりゃまた失礼いたしました」と言い放って、ドクタースランプよろしく「キィィーン」て言いながら出会う人全てに稲妻レッグラリアートを喰らわせたくなるからホント始末に負えない。

 だから俺、一人暮らしするのよ。この「だから」は、誰がなんと言おうと前の文章と繋がっているんだ。この溢れ出るエネルギーを、一人暮らしのためのスローガン作りっていう無駄とも言える行為に傾けたいわけさ。エネルギーの使いどころを選べるほど老獪でもないし、人間のエネルギーは爆発しないと芸術じゃないわけさ。

 なんか楽しそうじゃん? スローガンが「団体や運動の主張や目標を強く印象づけるために、効果的に要約した文章。標語」なのにさ、それを俺の一人暮らしのためだけに考えてるんだぜ。運動も主張も目標を強く印象づける必要もないのに、俺はスローガンを作るんだ。

 じゃあ、先生たちが事あるごとに要求してきたスローガン作りには意味があったのか。スローガンが必要なのかそうでないのかを、考えさせることは意味があるのかもしれないけど、「黙っていいから作れよ」って言われて、作ることだけを考えてそれが必要なのかどうかそれは「考えるな」って言われて、誰がそんなもん真剣に取り組むのか。それが必要なのかそうでないのか感じられないまま、訳わかんないものを考えろって言われて気色悪い空気が流れるだけだ。そんな現場にいるのが嫌で無理にでも居眠りを決め込んでいる学生の何が悪い。むしろ真剣に取り組んでいる奴の方が異常だよ、あー気色悪い。と、ひとしきり学生時代の愚痴を披露。ヒーローは疲労を披露してこそ、ヒーローだ。関係ないけど。

 学生時代のスローガンってさ。「ゴールまで全力疾走駆け抜けろ!(運動会)」とか、「輝け! ○高の文化は俺たちが作る!(文化祭)」とか、とにかくクソみたいなヤツだったじゃん。どうせクソみたいなスローガンだったらさ、「ゴールまで全力失踪探さないで下さい(運動会)」とか、「輝くことより俺はおっぱいが触りたい(文化祭)」とか、立派なクソでありたい。だったら、一人暮らしのためのスローガンもひらめきとパッションで押し切る感じがいい。愛しさも切なさも心強さも能書きだっていらない。そしてスローガンもいらない……あッ!! スローガンはいる。とても必要だ。

 決めた。スローガンは「ヨピヨピブースカ、ポチチョメホンロー」にする。……やめた!! やっぱり「キャッショフジヤマトロングゴッソミョ」にする。……違うな。「男赤道チョンワー!!」……これはパクリ。じゃあ、「何人たりとも俺の前は走らせねぇ!!」……これもパクリ。「キムチ宗主国、韓国万歳」……関係ない。う〜ん、スローガンは「ヒトリグラセ!!」で、いいや。考えるのメンドいし。で、何コレ? この文章は何ですか? 「知らんがな」と、俺。




「スミカちゃんとボク」第3回:あんたこそどうしたいのか? (鋭意執筆中)

「スミカちゃんとボク」第1回:「愛と青春のはみだし〜俺の章〜」

 

 

 

 

◎ ラム
「うる星やつら」のラムちゃん。口癖は「だっちゃ」。コロ助の「ナリ」、イヤミの「ザンス」、お坊茶魔くんの「へきゃ〜しゅ」など、漫画はそういうのが多い。ちなみに、ラムちゃんに関して昔のアニメージュなんかを読んでみると、現在カップクのいい紳士になられているはずのオッサンたちの熱い熱い思いがひしひしと伝わります。高橋留美子の作品は、この作品と「めぞん一刻」も男ウケするもので、特に後者の方を読むと俺は確実に泣く。モテナイ男子は特に。ちなみにアグネス・ラムとの因果関係は知らない。
なお、「こち亀」の初期の作品には、「ラムちゃんカワイイ」という作者の言葉が隅っこにたくさん書かれています。アグネス・ラムはさわやかセクシャルな女性で、当時の男子はそりゃあもうビンビンだったのでしょう。「女子大生のこんな姿が…」と男子心を熱くした宮崎美子のジーパンを脱いでいくTVCMみたいに男子はビンビンだったのでしょう。ま、どっちもよく知らないッスけど。
「うる星やつら」ファンページ
http://urusei.rumic.gr.jp/

 

◎ goo
ポータルサイト。検索機能は「Google」が事実上独占しているため、「Lycos」然り、その他のサービスで頑張っているようです。
goo
http://www.goo.ne.jp/

 

◎ 公務員
国や地上自治体の職員。お役人。不況のせいで公務員が人気だとか。公務員試験合格を目指す予備校なんかもあるようで、割と狭き門なのかもしれないッスね。

 

◎ 産業革命
蒸気機関車のようなパワーのある動力が発明されたり、これまでより格段に生産力が拡大した変革時期のこと。1700年代の中判ぐらいにイギリスで生まれて、その後欧米などに飛び火。日本にももちろん飛び火。この革命によって、20世紀の「なんだかよくわかんないけど消費しないとダサい」という文化が生まれる。そんな感じ。

 

◎ およびでない? こりゃまた失礼いたしました
「シャボン玉ホリデー」だか「ゲバゲバ90分」だか、そんな番組で使われていた植木等のギャグ。「およびでない? あ、およびでない?(周囲を見渡して場違いなことに気付いて)こりゃまた失礼いたしました」という使い方。元々は、出番じゃないシーンで間違って登場した時のアドリブだったとか。当時のテレビは生放送だったので間違ったら間違ったまま放送される。
ちなみに彼はミュージシャン。ハナ肇とクレイジーキャッツのギター兼ボーカル。谷啓もメンバー。クレイジーキャッツは渡辺プロダクション所属で、その弟分がドリフターズといったところ。そんでビジーフォーもナベプロ。コミックバンドと言えばナベプロ。ちなみに現在のナベプロは、中山ヒデちゃんとかネプチューン、ビビる、いつもここから、シャカ、青木さやかなどお笑い系がたくさん在席。西の吉本なら、東のナベプロって感じか。関係ないけど、人力舎所属の芸人は最近調子が良さそうだ。太田プロは厳しそうね。もっと関係ないけど、太田プロのWebサイトでノンキース解散を今ごろ知る。
ワタナベエンターテインメント
http://www.watanabepro.co.jp/
人力舎
http://www.p-jinriki.com/
太田プロダクション
http://ohtapro.co.jp/

 

◎ ドクタースランプ
「Drスランプ」鳥山明のマンガ。マンガよりもアニメの印象が強かったりする。ドラゴンボールに出てくる乗り物よりも、アラレちゃんに出てくる機械の方がローテクでアナログ感があってかっちょいい。

 

◎ 稲妻レッグラリアート
プロレスラー木村健悟の必殺技。相手をロープに振って自分も反対のロープにダッシュ。ロープの反動で戻ってくる相手選手の喉下に、延髄斬りの容量でレッグラリアートをぶち込む。痛そうじゃない技だが、技の名前がカッコいい。選挙候補に健悟が担がれたりするので、ギャグ方面で今後も注目だ。

 

◎ 男赤道チョンワー!!
どおくまんの怪作「嗚呼!! 花の応援団」の主人公 青田赤道のセリフより抜粋。たしか「ちょんわちょんわ」とか「クェッ」とか言ってたような。応援団ギャグマンガ。映画化もされていて、監督:曾根中生、脚本:田中陽造コンビの作品を観た事がある。原作の方がおもしろいけどね。なんか久しぶりに具流八郎を思い出した。※具流八郎…鈴木清順、木村威夫、大和屋竺、田中陽造、曾根中生ら8人の脚本共同ペンネーム。

 

◎ 何人たりとも俺の前は走らせねぇ!!/a>
カーレースマンガ「F」の主人公 赤木軍馬の口癖。実はホトンド読んだこと無い。このセリフを吐きながらぞうきんがけレースをやった記憶があるぐらい。つーか、今気付いたけど、主人公の名前がグンマでアカギなわけね。たしか「頭文字D」にも赤城山が出てたような…。走り屋の聖地なのか。

 

◎ キムチ宗主国
Googleでこの言葉を検索すると1日つぶせるぐらいおもしろい。やってみ、是非。最初は訳者の問題なのかと思ったけど、どうもそうじゃないみたいだし。なにもキムチに宗主国つけんでもいいじゃん。

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