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映画戯言 第003回

アルファヴィル
監督・脚本・原作:ジャン・リュック・ゴダール/製作:アンドレ・ミシュラン/撮影:ラウール・クタール/音楽:ポール・ミスラキ/出演:エディ・コンスタンティーヌ、アンナ・カリーナ、ラズロ・サボ


 ゴダールを見ていると百発百中で寝る。夜中に見ているせいもあるが、なぜだろう。退屈というわけではないのだけど、今まで、『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』『ワン プラス ワン』『右側に気をつけろ』と見ているが、とりあえず一回目は必ず寝ている。そして今回もその例に漏れず眠ってしまった。

 ゴダール作品に共通している独特の台詞まわしがあるが、どうしてもあれを評価する気にはなれない。評価するなら翻訳者の巧みさを評価するべきなのではないだろうか。フランス語やその国の文化を理解していたりすればまた、見え方も変わってくるのだろう。

 今回見た『アルファヴィル』はSF作品。ゴダール作品の中ではどのような位置付けになるのかは知らないが、SFという体裁もあってか、ゴダール特有の突き離し気味の映像が極端に出ていて、なかなか見ごたえがあった。なんだかノイズの多いラジオを聞いているようなときどき変調する映像は、僕のような字幕を追わないで見る人には気持ちが良かった。

 他の人がどうやってみているのかは知らないが、ゴダールのような字幕の多い作品をどうやってみているのだろう。字を追ってしまうと画が見えなくなっちゃうんだけど・・・。だから僕は基本的に画ばかり見ている。そんな奴がゴダールの話題を出すな、とか映画好きの奴らに言われそう。ま、いいけど。

 結局、ゴダール作品が僕の中で中心にはなることはないと感じた。「たまに行くならこんな店」って感じで、こんなんばっかり見ていたら、便秘になりそうだ。そんなことない?

 夕方、ベランダに干している赤いTシャツに見とれてみる。なんかいい具合。ゴダールとは対極にあるような風景だと思う。関係ないけど、いいちこでも飲みながら、やっぱ座頭市っしょ。とか言っているところを想像してみることにした。



◎ SF(エスエフ)
サイエンス・フィクションの略。科学技術の思考や発送をもとにし、あるいはそれを装った空想的小説。ちなみにドラえもんもSFだがそれは「少し・不思議」の略らしい。近年、街中に落ちていた言葉をロンブーが普及させたため「セックス・フレンド」という意味もある。また、PV監督の中野裕之初長編映画のSF(サムライ・フィクション)はキャッチーで嫌いじゃない。

◎ 座頭市
故・勝新太郎の代表作のひとつ。座頭とは当道座(江戸期に組織された視覚障害者組織)に属する盲人芸能者のこと。琵琶法師なんかもそう。転じて盲人を指す。つまり座頭市とは、盲人の市(イチ←名前)さんということ。非常にきれた時代劇で勝新のすごさを堪能できる。

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